Encadreur N°5 Variation – 額装の基本的なテクニックのバリエーション

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初歩的なものだけでも額装にはさまざまなテクニックがあります。
ここでは額装の代表的な5つの技法をレタープレスのカードと白いフレームを使ってかんたんにご紹介。

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1. Biseau Droit – ビゾー・ドロワ

ビゾー・ドロワは一番シンプルな技法。
droit(ドロワ)にはフランス語でまっすぐにとか垂直にという意味があります。そして文字通りビゾー部分が90°すなわち垂直に切られているもののことを差します。90°に切るのは特別な技術などを必要とせずにかんたんに切ることができるので初心者にはオススメの技法でもあります。パッスパルトゥを切り抜くサイズによって、縁を出したりなくしたりすることもできます。パッスパルトゥだけではちょっと寂しいかなというときに高さをだして立体感を生み出すときに有効。この技法だけだと物足りないこともあるので、ほかのテクニックと組み合わせて使うとよいかもしれません。

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2. Biseau Classique – ビゾー・クラシック

ビゾー・クラシックは45°の斜断面をもつ額装のもっとも基本的なテクニック。
クラシックと呼ばれているだけあって、古くからある技法でもあります。たいていどんなドキュモンにも合う万能なテクニックといってもいいかもしれません。迷ったらこれを使っておけばとりあえず額装っぽくはなります。
額装ではこの45°の斜断面に色紙を貼って好きな色をつけることができるので、シンプルではあるけれど、色の選び方しだいで無限の可能性があるということもできます。ビゾーの色をひとつの色で揃える必要はないので、4辺全部色をかえてカラフルな作品にしてみるのもおもしろいです。

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3. Biseau fantaisie – ビゾー・ファンタジー

ビゾー・ファンタジーは幅広のビゾーの意。ビゾー・クラシックが額装のもっとも基本的なテクニックだとしたら、ビゾー・ファンタジーはもっとも額装らしさを代表する技法といってもいいかもしれません。幅の広いビゾーを作品につけるのは既成のもので見られることはほぼないと思います。この幅広のビゾー部分にはふつうの色紙だけでなくマーブル紙や柄の紙を使うこともできるので、よりオリジナリティの高い作り手のカラーを反映させた作品を作ることができます。

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4. Biseau Perroquet – ビゾー・ペロケ

ペロケはフランス語でオウムの意味。名前の由来は三角形のビゾーのかたちがオウムの羽に似ているからだそうです。
ビゾー・ファンタジーのような幅広のビゾーを発展させたもので、斜めの方向に伸びていくような動きを感じさせる効果があります。流れのような感じることから、ドキュモンには自動車とか飛行機といった乗り物なんかの動きのあるものを使うとしっくりきます。

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5. Biseau imbriqués – ビゾー・アンブリケ

45°の斜断面を交互に重ね合わせた技法。ビゾー・アンブリケと呼びます。アンブリケはフランス語で入れ子状とか重なり合ったなどの意味があります。魚のうろこのようにビゾーを重ねることからこう呼ばれています。3ミリ厚の紙を交互にかさねあわせるため、とても立体的で奥行きの感じられる作品になります。

 

このブログ内で使われている上記のテクニックはこちらです。

1.ビゾー・ドロア

2.ビゾー・クラシック

3.ビゾー・ファンタジー

4.ビゾー・ペロケ

5.ビゾー・アンブリケ

右上のメニューにあるtechnique(テクニック)からも選ぶことができます。

 


2015年08月03日 | Posted in Encadreur N°5 | タグ: , No Comments » 

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