テオブロマのパッケージの額装 Part.2
前回のつづき。今回はパッスパルトゥ、ビゾーを作る〜仕上げまでいっきに進んでいきたいと思います。
パッスパルトゥを作る
まずパッスパルトゥの色選び。黒地の紙なので、モノトーンっぽく白を選択してみました。雰囲気はこんな感じになります。
個人的には白と黒の取り合わせはまずまずですが、どうしても金の箔押し部分に違和感があるように感じられました。
悪くはないけど、中途半端というか。
次に黒を合わせてみることに。こちらも取り合わせは悪くないですが、黒の色ってけっこう微妙で、同じような黒の色の紙を見つけるのがすごくむずかしいです。パッケージの紙がちょっと繊維質がある和紙のような紙なので、キャンソンの黒はあまり合いませんでした。
最後にブラウンをチョイスしてみました。元々チョコレートの入っていた箱なので、チョコレートを連想させるブラウンがいい感じです。ということでパッスパルトゥはライトブラウンの紙を選択してみました。
いつもとはちがう十字のかたちにパッスパルトゥを作っていきます。内側の4つのコーナー部分が重なって分厚くなってしまう場合は重なった部分を少しだけ切り落とします。
あとドキュモンに使ったパッケージですが、元々箱(の蓋)だったこともあって平板なかたちになってくれないので、台紙の紙にボンドでしっかりはりつけることにしました。今回のパッケージはしっかりとした箱だったため紙も分厚かったので、ボンドで貼りましたが、薄い箱の場合はスティックのりやアーティストテープなどで貼った方がいいかもしれません。
ビゾーを作る
ふつうのビゾー・クラシックとちがい、内側に小さいパーツを作る必要があります。ちょっと立体感を出すために今回はダーク・ブラウンと、クラフト紙の2色のビゾーを作ってみました。
ビゾーの紙を作っていきます。長いものと短いもの含めて全部で12個です。
まず内側の小さいコーナーにビゾーを貼り合わせていきます。内側はぴったりの角度で切ったものを突き合わせで。
こんな感じです。今回は2mmのビゾーですが、ビゾー・ファンタジーのような幅広のビゾーで作るとより立体的な作品になるかもしれませんね。
残りのビゾーも貼ります。色を変えるだけですごい奥行きがでます。(実際はほとんど見えないですが)
全部の紙を重ねるとこんな感じになります。ぱっとみた感じはパッケージの展開したものだとは気づかないかもしれません。
仕上げの作業をする
パッスパルトゥが少しさびしい感じがしたので、ゴールドのドットを追加してみました。使ったのはマッキーペイントマーカーのゴールド色です。
クラフトテープでパッケの作業をしていきます。
スーヴェール・ア・オングレで仕上げていきます。
スーヴェール・ア・オングレを貼り終えたら、完成! パッケージの上蓋からこんなすてきな額装作品ができました。
おまけ
裏板には箱が入っていた紙袋の紙を貼ってみました。ムダなく全部使う感じで作品が作れるといいですね。
ということで、テオブロマのパッケージの額装でした。何かデザインの気に入ったケースがあったらぜひ額装のドキュモンとして使ってみてください。