そんな雨の日の午後に

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日曜は朝から空がぐずついて、雨が降ったり、と思ったら春の日差しみたいに穏やかな陽光が降り注いだり、と思ったらまた空が灰色の雲に覆われて雨になったりと一日中天気が安定しませんでしたね。

額装の作業自体に雨降りは強く影響を及ぼしますが(そのことはアンカードラーN°2に少しだけ書きました)、だからといってまったく作業ができないというわけではありません。しとしとと降る雨音に耳を澄ませながら、普段よりしんとした静けさのなかで作品を作るというのも心が落ち着いて、集中できることだってあるかもしれません。

ただこのブログや雑誌のために作品制作をするケースでは、雨降りはけっこう厄介なことだったりします。
というのも、雨のあいだは太陽の光が入ってこないため部屋が暗くなってしまうからです。
特に写真を撮る必要がある箇所では思ったように撮れないことが多いです。
照明を使わず自然光をたよりに写真を撮影しているというのも原因ですけれど。

ということで雨の日はその日予定していた作業を全部やめてしまうことが多いです。
もちろん何もしないというわけではなくて次の作品の準備だったり、道具を整理したりといった忙しいときにはなかなかできないことをしたりするわけですが、思ったように作品づくりに向かえないと気分も優れなかったりしますし、精神衛生上よくなかったりするので、晴れるのを待つより別のことに気持ちを切り替えた方がうまくいくことが多いです。

で、そういう日にはちょっと積み上がってしまった本を読んだり、映画を見たり、普段ゆっくり時間をかけてできないことをすることにしています。このあいだの雨の日には久しぶりに音楽ソフトを立ち上げて小一時間くらいぼんやりと曲を作ってました。

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窓の外の雨音をiPodで録音して、その音に重ねるように適当に音楽ソフトに入っているサンプル音源を鳴らしているだけですが、何かを作るというのはいろいろな気分を切り替えたりすることができるので、個人的に好きな時間だったりします。

額装のことばかり考えている(そういう人は少ないでしょうが)と思考や作業がルーティン化してしまったり、煮詰まったりしてしまったりするので、ほかの何かに目を向けてみると意外といまの状況を抜け出すことができる具体的なヒントを得たりすることがあったりします。雨の日みたいにやりたいことが物理的にできなくなってしまうときに雨のことを恨むのではなくて、そんな状況をポジティヴにとらえて、普段できないことに挑戦してみるといいかもしれないなあというお話です。

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関係ないですが、雨ということで途中まで読んで忘れていたヴィルヘルム・ゲナツィーノの「そんな日の雨傘に」を再び読み始めました。この表紙の写真雰囲気があっていいですよね。


2015年03月19日 | Posted in Music | タグ: , , No Comments » 

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