document hunter – Het Paradijsの自転車のカード

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Het Paradijsの自転車をモティーフにしたカードシリーズです。

このオランダのHet Paradijsのカードはこのサイトや冊子Encadreurでもたびだび登場する個人的なお気に入りといってもいいかもしれません。最初にここのことを知ったのは、フランスパンを腕に挟んだ男の子が自転車に乗っているというイラストでした。何年か前のことですが、当時の僕はTumblrにはまっていて、タイムライン上に流れてくるイラストやらクラフト作品やらを暇を見つけてはチラチラとチェックしていました。その流れのなかに紛れ込んできたのがこの男の子が印刷されたカードが壁に飾られた写真でした。手で描いたみたいな素朴な感じの、でもどこか都会的な洗練されたイラストに一瞬で魅了されて、いったいだれが描いたんだろう?という好奇心から、流れてきたタイムラインのリンクをひとつまたひとつと遡っていって(なんだか鮭の遡上みたいですが)、運良くWebsiteに辿りついたのでした。(そのとき初めて気づいたんですが、すでにお気に入りに入れていたカップとかのデザインもこのHet Paradijsのものだったみたいで、もっと以前から無意識に気になっていたみたいです)

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その後も雑貨屋での偶然の出逢いなんかも挟んだりして、昨年ようやく知るきっかけとなった自転車のカードを通販で手に入れました。

この自転車のシリーズのカード、写真で見たときからポストカードにしては大きいんじゃないかなと思っていたのですが、実物はやはりひとまわり大きいサイズで、ポストカードよりは厚めのクラフト紙っぽいペーパーに印刷されていました。こういうのは実物を見てみないと写真だけではわからないことですね。プリントされてはいますが、色鉛筆で塗ったみたいなちょっとアナログっぽい質感はそのままあってお気に入りのカードになりました。カードの大きさもあって、そのまま棚に飾っておいてもけっこう迫力があるというか、いい感じなのです。

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ただまあ額装家の端くれのひとりとしてはそのまま飾るよりやはり額装した方がいいわけで、額装してみようかなという考えに思い至りました。そろそろ冬の寒さも重い腰を上げ始めたみたいですしね。額装って季節感みたいなものがけっこうあって、冬の寒い時期にはやはり冬らしいものが作りたい気分になるものです。暖房をつけてやっとあったまっているのに、半袖の健康的なイメージの作品を作るのはちょっと気分的にむずかしいものというか。

★★★

ちょっと話は変わりますが、これを書きながらそういえば自分はもう何年もまともに自転車に乗っていないなあということをふと思い出しました。日常生活に必要ない、、、ということもあるのですが、子供のころはそれなりに乗っていたし、(子供のころってひとりで自転車に乗れるようになると行動範囲みたいなものがぐっと広まって背中に翼が生えたみたいに自由になった気分を感じたものです。まあそれも次にひとりで電車に乗るようになるまでのあいだですが)イラストを見て好きになるくらいなので、きらいなものではないはずです。

で、何でだろうと考えるとやはり自転車から遠ざかった原因みたいなのは、高校時代に暮らしていたパリの街の影響がかなり強いんだろうなという気がしました。パリでは自転車は車道しか走れなかったこともあって(当時のパリは自転車はツール・ド・フランスみたいな競技に代表されるようにどちらかといえばスポーツの印象が強いものだった気がします)、日常の足というよりは、ツーリングをしたり公園とかでサイクリングをたのしむもの?というイメージが僕にはしました。まあパリという街はメトロが発達していたし、たいていの場所には歩いていくことができたので、自転車に乗って移動したいという気分にならなかったというのもありますが。それに道ばたに駐車したら盗まれるんじゃないかという危険性もありましたね。たぶん自分の自転車が欲しいと考えたことは一度もなかったんじゃないかなと思います。

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それは日本に帰国してからもあんまり変わっていなくて、何度か乗っていた時期はあるのですが、駐車場に停めていたらサドルだけ盗まれたりしたこともあって結局自転車自体を手放してしまい、現在に至ります。

でも、このカードを見ていると久しぶりに自転車に乗って走りまわってみるのもたのしいんじゃないかなという気分になりました。広い公園をまわったり、ちょっと遠出をして行ったことのない街まで足を伸ばしてみるみたいな、健康的なことをしてみるのもいいかも、と。まあ、根がインドア派で、やりたいことがどっさり溜まっている感じなので、それらを片付けてから、、、ということになりそうですが、健康のためにも運動はしなければなあということを思い出した今日この頃でした。


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