イケアのフレームを額装に使うためにやるべきこと。

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よくイケアでフレームを買ってきて額装に使います。

ikeaのフレームのメリットは北欧らしいシンプルでモダンなデザインの額縁が、
そこそこ安い価格で買えるというところにあります。

イケアのフレームにちょっとしたかっこいいポスターなんかを入れて飾ったらそれだけでもう様になったりします。

ただ光があるところにかならず影が生まれるように、
そんなイケアの額にも額装で使うとなるとちょっとしたデメリットがあったりします。

ひとつはフレームのサイズ。額屋さんで売られているようなインチサイズや四つ切りサイズとちがい、
イケアのものは用紙サイズというかA4やB2といったサイズの額か正方形のサイズが多いです。
ドキュモンによってはこうしたサイズが使い難いと感じることがあるかもしれません。

もうひとつは額縁の材質。
すべてのものがそうではないですが、イケアの額縁はだいたいふつうの木製の額ではなく、
木製っぽく見えるように加工された繊維板(ファイバーボード)であることが多いです。

 

これは木屑などの破片を圧縮してボードのかたちにしたものを加工しているものです。
これの何が問題なの?と思われるかもしれません。
かんたんに書くと、そのままだといいけれど、傷ついたときにふつうの木製の額とちがい、
ボロボロ崩れてくるということ。
古くなってアンティーク的な価値がでることはないということと、
もう一点あとで書きますが、ボンドがつきにくいという問題があります。

そうした点を考慮しておけばイケアのフレームも十分に額装に使えます。

額装に使おうと思うと、いくつかやっておくといいことがあるので、
イケアの額縁を使うときの下処理みたいなものをちょっと紹介してみたいと思います。

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今回はサンプルとしてイケアのフレームにHet Paradijsのポスターを入れてみたいと思います。

けっこう大きめ(A2サイズ)で絵柄もよくてお気に入りの一枚。

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まず額縁についている金具を外します。

普通の額だとまわして固定するタイプの金具がついていると思いますが、
イケアのは(300円均一ショップとかでも同じですね)この金具がなかに差し込まれているタイプになっています。

通常はこの爪状の金具に挟んで固定するのですが、額装では必要ないのでペンチなどで外してしまいましょう。

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こんな感じでペンチで 引っこ抜けば簡単にとれます。
無理やりとってフレーム自体を傷つけないように注意が必要。

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外した金具はこんな感じ。先が尖っているので気をつけましょう。

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もうひとつ額装のためにやっておくことがあります。

先ほども少し書きましたが、繊維板(ファイバーボード)製の額縁の場合、
表面がツルツルになるようにペイントされている場合が多いです。
この加工は額の裏面にも施されているので、ふつうに使う木工用ボンドのつきがとても悪いのです。

額装をしている方だとご存知だと思いますが、仕上げの作業のさい、
額縁の裏側の部分にクラフトテープや色紙を貼って仕上げるのですが、
そのとき額の裏側の表面がツルツルになっていると、紙がボンドで貼り付かなかったりします。
凹凸を作ることでボンドが接着できるようになるので、
軽くでいいのでサンドペーパーなどで傷をつけておくと色紙を貼ることができるようになります。(これは樹脂製の額のときにも必要なことです)

 

▲額装に取り掛かる


 

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フレームの処理が終わったので、額装に取り掛かってみたいと思います。

まずドキュモンとなるポスターのサイズを測って、パッスパルトゥの大きさを割り出します。

今回はビゾー・クラシックの技法を使うので、フネートル・イマージュより少し大きめに厚紙をカット。

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2mm厚の紙に切り抜いた線を写し、
mapedカッターを使って45°の斜断面になるようにカットしていきます。
ビゾー・クラシックのテクニックです。

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カットしたらこんな感じになります。

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パッスパルトゥになる紙にグレーの紙を貼ります。
今回使ったのはマーメイド紙のグレーです。
作品がモノトーンなので、黒い額に合わせてトーンを調整する色をいれるといいと思います。
白い紙をパッスパルトゥに持ってくると作品が外側に向けて広がる感じになり、
黒い紙だと輪郭がくっきりする代わりに作品が小さくなる(境界線がはっきりするため)
ので間をとってグレーの紙を選びました。
色が段階的に変化していくので落ち着いた感じになると思います。

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ビゾーに貼る紙を作っていきます。

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ビゾーの紙を貼っていきます。

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最終的に合わせるとこんな感じです。
ビゾーにもパッスパルトゥと同じグレーの紙を使いました。
こうすることで、パッスパルトゥとビゾーに一体感が生まれます。

今回はアートっぽい作品のポスターだったので、
あまり額装部分を強く主張させるわけにはいかなかったので、
シンプルにビゾーとパッスパルトゥの色を合わせました。

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裏板を作ってパッケをしたら、フレームにはめ込み、釘打ちをして固定します。

釘打ちが終わったら、色紙かクラフトテープを貼っていくのですが、
ここで額縁の下処理で紙ヤスリをかけていた部分が効果を発揮します。

サンドペーパーで傷をつけていないと、いくらボンドをつけてもクラフトテープが簡単に剥がれてしまうのですが、紙ヤスリで表面に凹凸をつけておくとわりとしっかりボンドで貼り付けることができます。

これは繊維板の額だけでなく、最近多くなってきた樹脂の額でも同じです。
木製の額以外は表面がニスのようなものでコーティングされていることが多いので、
クラフトテープがすぐに剥がれてくる場合は、紙ヤスリなどで少し傷をつけるといいです。

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で、完成!

縦70cm以上、横50cm以上のかなり大きな作品ができました。
といっても厚みはほとんどないので、見た目のわりに軽いです。
イケアの額自体がとても軽い(繊維板なので)のとガラスではなく薄いペラペラのアクリル板を使用しているので、重さはあまりないのです。

けっこうインパクトのある作品なので、玄関にどーんと飾ってみたいと思います。

 

ほかにイケアのフレームを使っている作品

スイカの額装 – http://encadreur.info/watermelon1/

カフェ・エクスプレスの額装 – http://encadreur.info/cavallini/

ムーミンの額装

シューズの額装

ミニトランプの額装

alligator food note cardの額装

マルチ・フネートルの額装

embrace beige cardの額装

調べてみるとけっこうありました。

イケアのフレームの裏板は支えがついているものが多いので、
ここで紹介している裏板を使う額装にも使えるので、
一粒で二度美味しいフレームという意味でもオススメだったりします。


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