Encadreur N°5 – document hunter 額装に使えそうな猫のドキュモン

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本号のテーマを”ネコ”に決めたとき、ネコならとくにドキュモンを集めるのに問題はないだろうという風に思っていました。ネコはヨツユビハリネズミやルーセットオオコウモリなんかとちがって、犬と人気を二分するペット界のアイドル的存在で、多くのキャラクター商品まで生み出されるほどなのでわりと簡単に集められるんじゃないかなと思ったのです。

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実際にあまり困ることもなかったというのが正直なところです。家の抽出をあけてちょっとなかを覗いてみたらいくつかのネコのポストカードがすぐに見つかりましたし、雑貨屋を二三軒まわるだけで目当てのものはだいたい手に入れることができたからです。

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問題はむしろ集めることよりも、いろいろな種類のあるネコのドキュモンからどんな感じでイメージを引き出して作品を作ったらいいか、ということでした。ネコのことについて調べていくと、けっこう矛盾したイメージをもった生き物だということがわかったからです。ネコには愛らしさの象徴ともいえる大きな目から連想される幼児性や子供っぽさ、無邪気さがあるかと思えば、どこか個人主義的な雰囲気や大人の人間の女性を思わせる妖艶さやしなやかさが存在したりします(たとえばバットマンに出てくるキャットウーマンみたいな)。俊敏さや運動神経がありそうにも見えますが、不思議の国のアリスに出てくるチェシャ猫みたいにまるまると太っていて動かないイメージもあります。かわいらしさと同時に、天性の素質をもった狩人だったりもします。そうした猫の様々な角度からのイメージがそれぞれのドキュモンごとにちょっとずつ内包されているような気がして、あまり作品ごとにイメージがかぶらないように、バランスを考慮して選んでいく必要がありました。

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今回集めたドキュモンのなかにはほかの作品とのイメージが重複してしますために使わなかったものがたくさんあるので、それらの一部をここでちょっとご紹介。

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monika muller-krollのmittens & gloves。
ドキュモンにするつもりはなかったのですが、読んでいてネコをイメージするのに役立ちました。

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ドイツで印刷された楽譜のグリーティング・カード。このカードはネコがモティーフ。
ネコと音楽ってのもなんか合いそうな組み合わせです。

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アーティザン・ビスケットのパッケージ。フクロウとネコの童話がモチーフになっています。
ネコのビスケットも素材として使いたいくらいかわいいのです。

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ネコのフィギュアもいろいろあります。
ガチャガチャで手に入るものから、シュライヒの精巧なものまで。

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ミヒャエル・ゾーヴァの猫。

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ジャン=ジャック・サンペの猫。

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テオフィル・アレクサンドル・スタンランの猫。


2015年07月13日 | Posted in Encadreur N°5 | タグ: , , No Comments » 

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