Encadreur N°11 – regentropfen prelude

クラシックをテーマに額装をしてみようと思い、クラシックミュージック特有の重厚な感じにならない方がいいなと思ってドキュモンを探していて、ちょうどよい具合にショパンのプレリュード(前奏曲)「Regentropfen Prelude(雨だれ)」をモティーフにしたカードを見つけました。色鉛筆を使って描かれた明るいポジティブな感じのカードで、ショパンの楽譜にレインドロップ(雨だれ)を連想させるカラフルな雨傘と雨粒のイラストが加えられた感じは探していたイメージにぴったりなものでした。

雨だれのイメージからブルーのフレームと色紙を選んで、全体を水色の感じで統一することしました。それだけだとちょっと味気ない感じがしたので、ピアノ曲らしく、ピアノ風のアクセントをいれてみようと思って、ビゾー部分に鍵盤のかたちをいれてみることにしてみました。使用したのはエスカリエという技法。これはフランス語で「階段」を意味します。本来は垂直の段差をつくるものなのですが、今回は斜め上から見たピアノの鍵盤の感じにしたかったので、45°の角度で段差を作り、段差部分に鍵盤の線を書き込むことで、立体的なピアノのイメージに近づけてみました。こうするとピアノの感じに見えると思いませんか? 一段だけだとちょっとさびしい感じがしたので、ちょっと変化をつけるために三段の鍵盤を並べてみました。全体的なバランスを見て、最後にパッスパルトゥに色鉛筆でカードと同じ花の模様を描いて仕上げをしたら、作品の完成です。クラシックミュージックがテーマですが、よい感じに明るい具合に仕上がりました。

この曲「レインドロップ(雨だれ)」はショパンの作曲したプレリュードのなかでもとくに有名なもので、この曲を書いたときショパンは恋人のジョルジュ・サンドとスペインのマジョルカ島で静養中だったそうです。そのときのエピソードはかなり有名なものなので気になる方は探してみてください。


2016年12月30日 | Posted in Encadreur N°11 | | No Comments » 

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