document hunter – orange airlinesのグリーティング・カード

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名古屋のorange airlinesのグリーティングカード。これも以前紹介したカードと同じようにダイカットのカードです。

男の子が着るようなシャツにブルーのベストのセット+蝶ネクタイ。背後にある封筒のドット柄に惹かれて買いました。
カード自体はちょっと厚みがあるタイプで、ボードみたいになっています。

Congratulations!なので、何かのお祝いに送るカードですね。学校のコンテストか何かで賞をとったりいい点をとったりしたときにプレゼントするのもいいかもしれません。紺色のベストと蝶ネクタイが背伸びした印象を感じさせます。

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このカードを見てちょっと思い出したことがあります。それは以前ニューヨークに旅行にいったときのことで、たしかセントラルパークに近いマジソンアヴェニュー沿いだったと思うのですが、アート本を扱っているインディペンデント系の本屋を探している途中、足を踏み入れた建物でちょっとしたパーティに迷い込んでしまうというハプニングがありました。

パーティといっても昼過ぎのことで(もちろんお酒を飲むようなものではなく)アメリカ人の子供たちのかわいらしいお誕生日会みたいなものでした。とはいえ、かわいらしいと一言でいっても日本でいうそれとはちがって、映画のワンシーンを抜き取ってきたみたいな豪華さがありましたけれど。なんでそんなところに紛れ込んでしまったのかいまでもよくわからなくて、たぶん本当にたまたまなんですが、僕が足を踏み入れた通用口みたいなところとグレート・ギャツビーみたいな感じを思わせる優雅なパーティ・ルームみたいな部屋がガラス張りの扉でつながっているという変な作りで、そのガラス張りの扉が何かの理由で開けっ放しになっていたのが原因だったのだと思います。とにかく僕がその通路に足を踏み入れると何やらにぎやかな声が聴こえてきて、声の方向に視線を向けると、アメリカの子供たちの華やかなパーティが飛び込んできたのでした。ぱっと見て思ったことは、やっぱりニューヨークのスノッブはちがうなあという感想だったと思います。というのも、小さな子供たちは男の子も女の子もみなきちんと着飾っていて、男の子たちはベストにブレザーを着て、ぴかぴかに磨かれた革靴を履いていて、白いシャツの首元に一丁前に蝶ネクタイを締めていました。女の子たちはといえば、色とりどりの花のようなきれいなドレスに身を包んでいてさながら小さなお姫さまの集団という感じがして、その背伸びした感じがなんだか微笑ましい感じに思えたのを憶えています。たしか記憶によれば、奥の方にアップライトピアノがあって、その手前に子供たちが座るクラシカルなソファがローテーブルを囲んでいて、子供たちの後ろをぐるりと囲むように大人たちが座っていました。テーブルの上にはやはり誕生会らしくろうそくの立てられたケーキがあったような気がします。

しばらくのあいだその場で道を見失った子羊みたいに戸惑っていると、子供たちの何人かが僕の姿を見て指をさして、何かいいました。別段変な感じじゃなくて、なんか子供特有のおもしろいものを見つけたという感じだったと思います。やあ!と彼らはいいました。僕も何かを言い返しました。ハロー!とかハイ!とかそんな感じの受け答えをしたと思います。それから道に迷っちゃたんだと地図を見せて正直にいいました。そのときには大人たちも(たぶん子供たちの母親たちなのでしょう)僕のことに気づいて、僕が目的の本屋について訊ねると、アップステアにあるよと教えてくれました。僕はその場にいるのがなんだか場違いな気がして恥ずかしくなり、すぐにさよならをいって通用口みたいな廊下の先の階段から上の階にあがって目的の本屋に辿りつきました。

ただ正直にいうとこの本屋のことはもう全然おぼえていません。どんな本屋でどんな本を自分がそこで買ったのか、その印象的な出来事があったあとのことは不思議なくらいに記憶からすっぽりと抜け落ちています。そもそもはその本屋を目指してその建物に足を踏み入れたはずなのに。時間にしてほんの数分の出来事だったと思うのですが、それがニューヨーク滞在中でいちばん印象に残った出来事になりました。ほんとおかしな話なのですが、いまでもそのときの子供たちの歌声やその場の雰囲気みたいなものをありありと思い浮かべることができたりします。

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まあ、そんな話は横においておいて、ダイカットのグリーティング・カードに話を戻しましょう。こういうダイカットされたタイプのカードはビゾーの下に入れるよりも、この記事で紹介したテクニックのように小さく切ったスチレンボードなどで背面に高さを作って使うといいと思います。ちょっと浮かせることで、下に影ができて、ダイカットされた輪郭線を立体的に強調することができるからです。このカードで作るときはカードの下地に合わせてドット柄のエンベロープを使ってみたいといいかもしれません。

▲追記

Congratulations!カードの額装

part.1

part.2

part.3


2015年04月14日 | Posted in Document | タグ: , , No Comments » 

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