document hunter – フライングタイガーで見つけたレンティキュラー加工のカード

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フライング・タイガーで見つけたレンティキュラー加工のカード。
3Dに見えたり、色が変わったり、動いたり、と角度によって様々な見え方がするカードですが、
正式名称がレンティキュラー(lenticular)だということは今回調べてはじめて知りました。
勉強になります。

最近はハンズなどにemotion galleryというところの3Dアクションルーラー(動物が動く小型の定規)
というものがけっこう取り扱われていて、このレンティキュラーのものをよく見るようになりました。
あのペンギンとかゾウとかが角度によって動くやつです。

”3D”とか”動く”ということばにけっこう敏感に反応してしまう癖のようなものがあり、
こういうカードとかを見ると、つい何か額装に使えるんじゃないかなと思ってしまいます。
今回もなんか使えるかもしれないなあ、と思っていたらいつのまにか手にとっていました。

現代だと、コンピュータを介せばリアルな三次元の映像や美しいデジタルの画像が手に入るのに、
どうしても子供だまし的なレンティキュラーみたいなものに強く心を動かされる自分がいたりします。

やっぱり手にとって触れられるものが立体的に見えたりすることに驚きを感じるからだと思います。

思い返すと、一番最初にそういう感覚を覚えたのは子供のころ何かのイベントで手に入れたホログラムのシールでした。
具体的な経緯はもう忘れてしまいましたが、エジプト展か何かでもらったもので、
それはツタンカーメンだかスフィンクスだかのエジプト関連の3Dのホログラムシールでした。

小さなビックリマンチョコのおまけのシールほどの大きさで、古代エジプトの仮面みたいなものが立体的な奥行きを持って見えるというやつです。
虹色に色が変化することと立体的に見えるというだけで、それこそ何時間でもその不思議なシールを眺めていられるほどだったことを憶えています。

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このカードはホログラムではなく、レンティキュラーという技術を使っていますが、
鑑賞者の見る角度によって柄の色が変わったりするのは新鮮な驚きがあるというか、
動きや変化が出ておもしろい気がします。

額装作品はどうしてものっぺりとしたものが多いので、
動きを出せるというだけでもアイデアが浮かんできそうです。

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同じカードでも角度を変えると、色が変わります。

このレンティキュラーという技術、けっこう古いもののようで、ウェブなどで調べると、
1920年代くらいからあったそうです。1920年というと第一次世界大戦が終戦を迎えて少しした頃。
作家のアーネスト・ヘミングウェイが本を書き始めたころくらいでしょうか。

いろいろ調べてみると、プリンターとレンティキュラーシートを組み合わせれば個人でも作れるみたいです。

ただこういう素材、額装で使うとなると、結構むずかしい部分もあります。
ひとつには子供だまし的な要素があること。
簡単にいうと”ちゃっちい”ということでしょうか。
立体視って、一見驚くことがありますが、同時にテカテカした表面だったり、
プラスティックっぽい表面だったりする部分にどうしても深さを感じられない弱さがあります。

額装するときはしっかりとした高級感のある額と組み合わせるのではなく、
モダンな額とか、ダンボールで作った額とか、わざと安っぽさと組み合わせて作るとおもしろく使えるような気がします。

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同じようなレンティキュラー加工のカードにキャラクターもののカードがあります。

これはスターウォーズのレンティキュラー加工のカード。
色が変わるのではなく、立体的に見えるタイプのもので、実物はダースベーダーが浮き出してくるように見えます。

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以前、このスターウォーズの作品の背景部分に3dカードを使ったことがあります。
レンティキュラーのカードを単体で使うよりもフィギュアといっしょに使うなどして、
背景に奥行きを感じさせるみたいな装飾的な使い方をすると、効果的に使えるような気がします。
(写真の作品は額装のエスカリエという階段の技法の背面にレンティキュラーのカードをいれています)


2015年07月10日 | Posted in Document | タグ: , No Comments » 

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