document hunter – calm galleryのタイポグラフィカード

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Keep Calm and Carry Onで有名なcalm galleryのポストカード。普通のカードよりもちょっと厚めでレタープレス特有のやさしい色あいと触り心地のよいペーパーの質感がとてもいいです。

 

タイポグラフィってなんでこんなかっこいんだろう?


というのがこういうカードを目にするときによく思うことです。

額装に合うか、と問われるとデザインされた文字と、背景の色合いがほとんどなのでシンプルな作品以外使いにくい印象がありますが、ちょっとしたインテリアとして作品を作るときは便利だったりします。

個人的なことですが、どの言語が好きだろうか? という設問を自分に立てたとき僕はたぶん日本語を選ぶと思います。というのも文学にせよ、音楽にせよ、外国のものばかり好んで読んだり聴いたりしていますが、なら洋書を読むのかと言われたら、洋書よりも日本語に翻訳された本を読むのが好きですし、日本の音楽も洋楽と同じくらい好きだったりします(日本語独特の詩的な表現が好きなのです)。本を読んでいても日本語の字面のうつくしいものに惹かれますし、英語で読むとなんか味気ないなあと思うフレーズも日本語だとすんなり受け入れることができたりします。

なんでこんな話をするかというと、不思議なことですがそんな風に日本語の字面が好きな僕でも、このタイポグラフィという文化だけは英語の方がしっくりくるような気がするからです。英語というよりかはアルファベットといった方がいいでしょうか。パッケージや紙面の表紙もアルファベットの方がさまになるんです。たぶん、26文字という少ない字数のため、デザインされたフォントがたくさんあり、その組み合わせからデザインのうつくしさを感じるからだと思います。(ただこれもむずかしい話で、外国に暮らしている人にとっては日本語の看板やらパッケージやらタイポグラフィが美しいと感じられるかもしれません。漢字のタトゥーを誇らしげにしている人もいますし、僕も昔イギリスでホームステイの体験をしているとき、ノートに何でもいいから日本語を書いてくれと頼まれたことがあって、なんだか自分が魔法使いにでもなったような気分になったことがありますから)ほとんど意味のないようなワンフレーズだけでも、フォントしだいでかっこよくなるのはなんだかずるい気がしますけどね。

ちなみにアンカードラーの表紙から極力日本語を排しているのもそれが理由だったりします。長い文章を紡いでいくときの日本語の感覚はとても好きなのですけれど。

話がずいぶんそれてしまいましたが、calm galleryのカードはどれも使いやすいと思います。一枚一枚に意味があるのでその意味を考えながら額装してみるといいかもしれませんね。タイポグラフィに使われるワードってけっこう人をポジティブにさせてくれるものが多いので、作品にして毎日見えるところに置くと、自分に言い聞かせてみたりできるのでいいかもしれません。

▲追記

カルム・ギャラリーのポストカードを使った雲の額装

part.1

part.2

part.3


2015年04月10日 | Posted in Document | タグ: , No Comments » 

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