写真とかカメラについて

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アンカードラーを始めたころ、一番の悩みは写真をどうするかということでした。
当時参考にしていた雑誌とかインターネット上のウェブサイトなどにはすごくすてきな写真が並んでいて、それこそため息が出るような美しいものばかりだったので、これは自分にはできないなと尻込みしていたのだと思います。
おそらくは写真だけで読み手の心をわしづかみにすることはできなくとも、それなりに魅力のある写真を載せていかないと、かっこがつかないよなという想いが心のどこかにあったんでしょう。

普通、そういうときには餅は餅屋というようにプロフェッショナルの人に頼むのが筋というか一番手っ取り早いと思います。けど、残念なことに僕にはそういう関係のつてのようなものはまったくといっていいほどありませんでしたし、頼めばお金もかかるし、フォトグラファーでなおかつ額装のことも理解してくれる人となるとかなり選択肢もかぎられてくるので人に頼むのはむずかしいだろうなとはうすうす感じていました。これはまあいつものことで、結局自分でやらなくてはならないというのが僕の毎度のパターンのようなものです。それに人に任せられない人間の性分みたいなもので、やるとなったらまあいろいろ試してみようと一年ちょっと前に自分で写真を撮ることに決めました。

ほとんどネットで得た知識を僕なりに咀嚼したもの、つまりはほぼ独学みたいなものなのであまり役には立たないと思いますが、とりあえず一年ほどでまとまってきたことを書いておきます。(また変わるかもしれませんが)

とりあえず好きな写真家を見つけてテクニックを盗む


ほかのどんなことでもそうだと思うのですが、大抵の場合うまい人たちは本当のことを教えてくれないことが多いです。カメラでいうとどうやってかっこいい写真を撮るのか? ということにつきますが、コンピュータで編集しててもあんまりその編集方法は公開されてないことが多いような気がします。それよりも構図だとか、そういう基本的な知識ばかり。これは別に隠しているというより当たり前のことすぎて、明かす必要もないというだけかもしれませんけれど。

そういうときは手始めにだれか好きな写真家の作品を見て、そのセンスというかエッセンスみたいなものをうまく抽出して真似るのが一番だと思います。方法論はちがったとしても、最終的に似たようなものが出てきたらOKというわけです。そこで得たスキルは自分だけのものになりますしね。で、僕の場合、最初に感銘を受けたのは(つまるところこの人の技術をパクリたいなと思ったのは)annette pehrssonという北欧の若い人の写真。たまたま写真のサイトをめぐっていて巡り会ったのですが、日常的なものを題材にしながら(といっても北欧の日常はすべてが画になるというか真似できないですが)フィルム特有の質感と独特な切り取り方をしていて、こんな風に撮れたらなと思いました。iPhoneのカメラやデジタルカメラでも独特のフィルムっぽい質感を表現しているので、正直どうやって撮ってるんだろう?といまでもわからない部分が多いです。そのわからない部分を考えるのがたのしいともいえるんですけどね。

毎日撮ることを続けてみる〜レンズキャップについて


 

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かっこいい写真を撮らなくてはと考えてからいろいろカメラを替えていっているのですが、このところこのSonyのRX-1一台でほぼすべてまかなっている感じです。アンカードラーの3号以降はこれとiPodのカメラだけで撮ってます。新品だとけっこうお高いカメラなのですが、中古でもろもろ欠品だらけということでわりと安価で手に入れたものを使ってます。ちょっとした故障を抱えているので不便なところもありますが、現状これがベスト。
このカメラについてはいろいろな人がネット上でレビューしているので、性能についてはあまり書くことないですが、軽くてフルサイズのセンサーで万能に使えるカメラっていまのところこれしかないんじゃないかと思っていたりします。いいところを挙げると起動が早くて、シャッター音がほぼなくて(レンズシャッターだから?)、あまり余計な機能がなくて設定をいじらなくてもいいところなどでしょうか。本格的に撮るのには向かない気がしますが、家のなかでも屋外でも手元に置いておいて気楽に撮れるのはいいところだと思います。写真はある程度毎日撮った方が上達するような気がするので、できるかぎり好きな一台で毎日撮った方がいい気がします。

このカメラを使うまでに個人的な写真の問題点その1として、カメラのレンズキャップ問題というものがありました。これは撮影のたびにレンズキャップを外したりつけたりしなくてはならないということで、以前レンズ交換式のカメラを使っているときに面倒だなと感じていたことでした。毎日写真を撮るというだけでもけっこう面倒なことなのですが、さらにそのたびにレンズキャップをつけたりはずしたりとムダな作業が続くわけです。それに屋外だと外したキャップをおいておく場所もありませんし、またつけ直すのも面倒。それでこのRX-1にはペンタックスのインナーフードを使ってなかにレンズフィルターをつけて使うことにしました。(*レンズが傷つくかもしれないのでお試しの際は自己責任でお願いします)この方法はたしか富士フィルムのX100S関連のウェブサイトを見ているときにたまたまこうした使い方をされている人がいて、ちょっと真似てみました。これがとても便利で、インナーフードなので、カメラの本体を鞄に突っ込んでもフィルター部分が傷つくことはほとんどないですし、レンズキャップをつける必要もありません。(もし傷ついたらなかのレンズフィルターを交換すればいいと思います)家のなかで使うときも外に持ち出すときも、いちいちレンズキャップのことを考えなくていいのはとても気持ちいいです。さあ撮ろうと気分があがってきたときにレンズキャップを外して、という一手間がずいぶんとやる気みたいなものを削いでしまうことが多いので、こういうところに手間をかけて毎日気分よく写真を撮れるにはどうすればいいかという部分を工夫するのがいいと思いますよ。

写真に質感を与える


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個人的な写真の問題点その2。撮った写真のデジタル臭というか、きれいに撮れすぎている感じがいやで仕方がないということ。これは個人の感覚の問題だと思うのですが、どうしても撮ったそのままの写真が好きになれなくて、いじりたくなってしまいます。(インスタグラムでナシュビルのエフェクトが好まれるように)ようはフィルムで撮ったみたいにしたくなるわけです。ローファイ感を出したいというか。もちろんアナログにフィルムで撮れば話は早いわけですが(実際ためしにフィルムカメラを買ったりもしましたが)やはりその1でも述べたように面倒くさいという問題が頭をもたげてくるわけです。(僕が何かを続けるときに出てくるキーワードはたいてい面倒くさいです。ただ面倒くさいと感じるということはそこに改善の余地があるというわけで、そういう風にわりとポジティブに考えることにしています。面倒くさいならそれを解決しよう、みたいな)

音楽でもわざと古い機材を通すことで音を汚すという手法がありますが(ヒップホップの人たちがよくやる手法です)、写真もちょっと汚すことで手触りというか質感みたいなものが出ると思います。で、最近使っているのはvscoという会社のフィルムシュミレーションのプラグイン。好みのフィルムの設定を選べばそれっぽくなってくれますし、film grainを選べばフィルムの粒子っぽい表現も簡単にできます。lightroomとかちゃんと勉強すればできるのでしょうけれど、大量の写真にエフェクトを掛けていく作業がやはり面倒くさいので、プラグインの設定に頼ってしまうという感じです。

上の写真は先日ブログにアップしたものですが、vscoのプラグインでエフェクトをかけたものです。たしかkodakのportra160NCの設定に露出関係をちょっといじったと思います。

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ちなみに元の写真はこれです。いわゆる撮って出しというやつです。まあ普通というか。味気ないというか。なんだかがらんとした印象を受けます。

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同じ写真をkodak potra160のエフェクトをかけたもの。ちょっと古い感じのイメージ。ひんやりとしたでもどこかなつかしい手触りみたいなものが感じられる気がします。

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kodak portra400です。エフェクト次第で写真の印象もずいぶん変わります。

写真に関してはまだまだ素人といったところで、日々の試行錯誤は続いています。できるかぎり機材とかを増やさない方向でいい写真が撮れるようになりたいですね。また最近ネットを見ているとiPhoneのカメラだけでとてもきれいな写真を撮っている人がいたりするので、なんかもうiPhoneでいいんじゃないかと思ったりもする今日この頃です。


2015年04月08日 | Posted in コラム | タグ: , , No Comments » 

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