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月末なので今月読んだ本を紹介したいと思います。
今月は岡倉天心の「茶の本(the book of tea)」。今回もアントレ□ソルティとなりの本屋さんで見つけたので手にとって読んでみました。この茶の本、個人的なことですが手に入れるのは今回で3冊目だったりします。雑誌なんかによくある死ぬまでにこれだけは読んでおいた方がいい100冊みたいな企画でよくリストアップされる本なので、一応読んでおかないとダメだろうなと思って岩波文庫版の「茶の本」をこれまで2回買ったことがあるのですが、2回とも途中で挫折しました。たぶん、文庫で薄い本なので文字がとても小さかったのと、訳が現代的じゃなくて難解に見えたからだと思います(言い訳)。そういうことがあってちょっとしたトラウマになっていたのですが、今回はなんとか読み終えることができました。

一度読み通したくらいで内容が全部理解できたわけではないですが、いろいろな人がオススメするだけあってとても深い良い本でした。

「芸術においては、この原理が、暗示という形で重視されます。何かあるものをいわないでおく、それによって観る者はその考えを自分で完結させる機会が与えられるのです。大傑作は、こうして人の心を強く惹きつけ、ついには観る者をして、実際にその作品の一部になってしまったかのように感じさせるのです。」p.70

芸術と額装のようなクラフトはちょっと考え方にちがいがありますが、どうやって作品を見せるか、どう人に見てもらうかという作品のプロデュース的な感覚は読んでいてとてもためになりました。ただ作るだけじゃなくて、どう人に鑑賞してもらうかという視点は作り手としてはとても大事なことだなと思います。時間が経ったらまた読み直したい、そんな本でした。


2015年05月29日 | Posted in Book | タグ: , No Comments » 

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