book, book, book, book, わたしのハムスターを化石で残すには?

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タイトルが気になって思わず手にした本。
内容はイギリスの「ニューサイエンティスト」という科学雑誌で、
読者の素朴な疑問に対してアマチュアのサイエンティストである別の読者が答えるというコラムを編集したもののようです。

ほとんどなかも見ずに手に取ったのですが、
Q&A方式で書かれているので、ちょっとした息抜きに読むのにちょうどいい本でした。
もちろん、なかには表題のハムスターについての問題も真面目に(ある意味おふざけで)考察されています。

個人的なことですが、昔から理科とか科学の授業を受けた記憶があまりありません。
高校では生物学を選択していたので、自然の法則や元素記号(呪文のように覚えるあれです)もほとんど知らなかったりします。

でも不思議なことに科学実験などにはずっと興味があって、
大人になってからもサイエンスフィクションやら雑学の本を読み漁ったこともあって、
科学実験とか未知のことに挑戦するときのワクワク感とかに憧れのようなものがあったりします。

たとえばマイケル・クライトン原作の映画「ジュラシック・パーク」のなかで、
遺伝子で恐竜を現代に蘇らせるとかすごい話だな、とか古い話ですが、
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のなかで、タイムマシン化したデロリアンに雷の力をエネルギーにしてものと世界に戻ろうとする設定とかのシーンをみると、心が躍ったりします。

問題は先ほども述べたようにちゃんとした教養的な基礎部分が致命的に欠けているので、
どちらかというとこの本で取り上げられているようなくだらないレベルの実験くらいが、
ちょうどいいのかもしれません。

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この本のなかで取り上げられていて結構面白いなと思ってやってみたのが(簡単にできます)ある程度長いスパゲッティの両端を持って曲げると、必ず3つ以上になって折れるというもの。ふつう細い木の棒などを折るとたいてい2つに折れるわけですが、パスタを両手に持って曲げると、あら不思議、たしかに3つ以上になって折れます。それもまんなかでぽっきり折れるわけじゃなくて、そこじゃないだろうと思うような変な場所で折れて、さらに小さく折れます。(これを読んでだから何?といわれてしまいそうですが、やっぱり不思議な現象です)

本のなかにはこの謎に対する答えが書かれているわけですが(パスタが折れるとき、たわみ波という力が発生して、それが残ったパスタ全体に広がり、傷が入っている箇所が小さく割れるそうです。と書かれているけれど、トリビアの泉的にへぇーとしか理解できませんが)、この話のおもしろいところは、この謎を解明したのが、このパスタ問題でイグ・ノーベル賞を受賞したバジル・オドリとセバスチャン・ノイキルヒというふたりで、本物のノーベル賞を受賞したファインマンは長いことこの謎に挑戦したのに解明できなかった、というところです。(とくにファインマン家ではこの問題がよく取り上げられたそうで、来客があるとこの謎を解いてほしいと頼んだという話が秀逸でした。スパゲッティを割っては首をかしげるファインマンの姿を想像するだけでもちょっとユーモラスというか)

日常のふとしたことに疑問の目を向けて、どうしてだろう?と考える思考法は、
額装にも活かせるんじゃないかなと個人的に思ったりします。

この本のなかにはほかにも表題にあるようにハムスターを化石にしてみよう!とか、
家で自分のDNAを採取してみよう!とか、
くだらないのだと瓶のなかのケチャップをうまく取り出す方法とかいろいろとあるので、
また機会があったら何か試してみたいと思います。


2015年07月20日 | Posted in Book | タグ: , , No Comments » 

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