book, book, book, – 今年読んだ本

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年末なので今年読んでよかった本をいくつか挙げてみます。

ちょっと衝撃的だったのはトム・ジョーンズの「コールド・スナップ」。フィガロが選ぶ今月の5冊にもジュンパ・ラヒリとともに挙げられていました。

前作にあたる「拳闘士の休息」と同様で、絶望的な状況のなかでもタフに生きる人々を描いているので、深刻な話が多いです。でも、不思議とその絶望さのなかに救いがあるというか、へこんでいるときに読むと不思議と勇気づけられる、、、のです。明るい話はほぼひとつもないんですけどね。

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「シミュラクラ」。ブレード・ランナーの原作者として有名なF・K・ディックのかなりマイナーな作品。これはよかったというよりも、10年以上前に名前だけ聞いていてずっと探していたのですが、つい最近アントレ□ソルティのとなりの本屋さんで偶然出会うことができたので挙げてみました。ほんと偶然に感謝という感じです。
中身はといえば・・・想像通り微妙な感じでしたが、読むことができただけでもうれしかったです。

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「ヒア・アンド・ナウ」。オースターとクッツェーの書簡集。
現在読んでいるところですが、途中でもおもしろい。ぼくは小説も好きなのですが、好きな小説家のインタビューだったり、手紙だったり、エッセイだったりといった小説以外に文章になったものがわりに好きでよく読むことにしています。その人の考え方だったり、作者しかしらない作品のウラ側についての秘密がこっそり解き明かされていたりするからですが、そういう資料を読んでからもう一度小説を読み直すと、またちがった視点で作品に接することができたりするのでオススメです。

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「Antiquities 古代の遺物」。ジョン・クロウリーの短編集。

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「ハローサマー・グッドバイ」と続編「パラークシの記憶」。マイクル・コーニィ。

続編が出ていることを今年になって知って2作品を一度に読み通しました。表紙のポップなイメージとはちがって中身はかなり濃いSF小説だったりします。この人とかジョン・クロウリーみたいなSFというジャンルに含まれるのだけれど、きちんとした物語のようなものがある小説が個人的なつぼなのかもしれません。

こうやってみてみると今年はあんまり本を読むことができなかった感じです。いま思うと小説を読むことに人生みたいなものがかかっているように思われたころがなつかしい気がします。ああいう情熱みたいなのが年を重ねるごとに薄れてしまうのだとするとちょっと悲しい気がしますね。。。


2014年12月26日 | Posted in Book | タグ: , , No Comments » 

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