book, book, book, – ザ・サークル by dave eggers

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1月に読んだ本。『驚くべき天才の胸もはりさけんばかりの奮闘記』を読んで好きになった作家のデイヴ・エガーズの新作『ザ・サークル』です。デイヴ・エガーズは映画『かいじゅうたちのいるところ』の脚本を担当して知名度もあがったのでもっと翻訳されてもいいのにな、と思っているのですが、、、なかなか読みたい本は翻訳されないですね。。。

アップルにFacebook、グーグルといった会社を足して3で割ったみたいな会社サークルにふとしたことから入社することになった主人公の女性の視点で描かれる物語。基本的にはジョージ・オーウェルの『1984』などと同じ系列にあるディストピア小説です。主人公は会社のなかでもSNS活動を強く推奨されて、しだいに日常のすべてがソーシャル的なものに浸かっていくというもの。インターネット的なものやソーシャル的なものに囲まれる怖さは現代的なリアリティがあって、深く考えさせられる部分がありました。ブログをやっている身としてはかんたんに批判できない部分もあるのですが、でもやはりネットで無制限につながっていくのはやっぱりよくわからないところがある。そのバランスはどうやったらとれるんだろう、と考えるのが最近の悩みだったので、考える材料として最高のものを手に入れたんだろうなあと思いました。
そんなわけでネットやソーシャル的なものを全否定するわけでもなく、全肯定するわけでもないという中庸的な立ち位置に立つにはどうしたらいいんだろう?というのが額装とはべつの最近のちょっとした課題です。


2015年02月03日 | Posted in Book | タグ: , , , , No Comments » 

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