book, book, book, book, 『犯罪』シーラッハ

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ずいぶん前にけっこう流行っていて、本屋で平積みになっていた本。
シーラッハの「犯罪」。

昔から流行りものにはどうしても食指が動かないところがあって、
出版された当時は見かけても避けるようにしていました。

それから数年、もうそろそろ読んでもいいだろうと自分に言い聞かせて手にとってみました。

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感想はというと、表紙のデザインのイメージにぴったりな感じのとても良質な本でした。
そこそこ売れている外国文学の本は売れているだけあって質が高いものが多いのですが、
この本も(短編集なのですが)読み始めたらすっと作品のなかに吸い込まれていくような不思議なところがありました。

現役の弁護士が書いた作品だけあって(それも実話をもとにフィクションにしたものなので)、
かなりショッキングな内容もでてきますが、一話ごとにきちんと落としどころがあるというか、
きれいにオチが決まっているので、読後はそれほど陰惨な気分になりませんでした。
ただうまくまとまりすぎているがゆえに、読後に残るものがなかったりする、、、というのはちょっとどうだろう?と思いましたが。

この「犯罪」は最初の作品で、以後いくつか新しい本が出ているようなので、
そちらの方もおいおい読んでいきたいと思います。


2015年12月21日 | Posted in Book | | No Comments » 

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