book, book, book, book, 「いさましいちびのトースター火星に行く」

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SF作家トーマス・M・ディッシュが書いた「いさましいちびのトースター」の続編です。
前作はずいぶんと前に読んでいたのですが、続編を偶然見つけたので手にとって読んでみました。

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ちなみにこちらが前作である「いさましいちびのトースター」。

前作は夏の別荘に取り残されたトースターを含む家電製品たちが、
主人を探す冒険の旅に出かける、、、というお話だったのですが、
続編であるこの本は家電製品たちが地球を飛び出して火星に向かい世界を救うという内容だったりします。

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家電製品が彼らだけの力で火星に向かう、、、というだけでもちょっと首をかしげたくなるような内容ですが、中身は結構真面目な感じです。

普段のディッシュの作品は「歌の翼に」みたいなちょっとひねくれたSFだったりするものが多いのですが、
このトースターの作品は愛着のあるトースターを大事にしようみたいなテーマがあって、
使い古したら捨てられてしまう運命にある家電製品にもっと目を向けてあげよう的な、ちょっともったいない精神みたいな教訓めいたストーリーだったりします。トースターなどの家電製品を擬人化して、おもしろおかしくけれどもちゃんとした筋の通ったストーリーにしてしまうというのはやはりディッシュのストーリーテリングのすばらしさが際立ちます。子供向けのように見えて実際には大人向けの本だったりする、、、みたいな。

自分の身のまわりのものから作品を作っていく、、、
そういうところはぜひ見習いたいなと思います。

額装もそういった自分にとって愛着のあるものをドキュモンにすることが多いですからね。

 


2016年01月14日 | Posted in Book | | No Comments » 

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