book, book, book, book, ジョーゼフ・キャンベル「千の顔をもつ英雄」

DSC05309

前にも読んだことがあるのですが、新訳版が出ていたので再読しました。
ジョーゼフ・キャンベルの「千の顔をもつ英雄」。

帯にも書いてあるように流行りのスター・ウォーズ(エピソード4〜6)をジョージ・ルーカス監督が作る際、参考にした本として有名です。
スター・ウォーズをちゃんと見ると、やはりというかこの本にあるような神話の物語をベースにストーリーが練り上げられているので、表面はたんなるB級SF映画に見えても結構深い話が奥に潜んでいる気がします。

本の内容は神話における英雄の物語の説明を古今東西さまざまな神話を例に挙げて紹介するという感じです。

内容を知るとアクション系の映画やハード・ボイルドの小説、ジュヴナイル系の物語なんかが全部このフォーマットをテンプレートにして作っているなあというのがよくわかるようになります。
内容はそこそこむずかしい話ですが、これを読んだあと映画とかをみるとストーリー展開を先読みすることができたり、
作中のエピソードの意味とか理由とかがわかったりするのでとても便利です。

DSC05310

ジョーゼフ・キャンベルといえばこちらの方が有名です。ビル・モイヤーズとの対談集(インタビュー)「神話の力」。

神話というと遠い話のように思えますが、
所詮は昔の人間がつくりだしたお話なので、
人間についてよく描かれているというか、
昔の人も現代人とあんまり変わらないんだなと思えてたのしくなります。

このストーリーテリングの仕組みみたいなものを額装にもうまく取り入れられたらなあと思いながら再読しました。
(個人的には額装というかひとつの作品をつくる行為には、この本に出てくるような行って帰ってくる物語があると思います。長く携わった作品だととくに完成したあと作品ができたというだけでなく、どこか遠くへ旅行して帰ってきたみたいな気分になることがあるからです。そんなことを考えながら作品を作ってみるとひとつひとつの作業にも意味を感じることができるようになるかもしれません)


2016年03月08日 | Posted in Book | | No Comments » 

関連記事